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放置してます。。。

というわけで、ぼやいてみたり。
ささやかに言い訳すると、ここしばらくの土日はお外にでずっぱで、なーんもできませんでした。
更に続けてみると、平日も疲れて早く帰ってました。
加えて悪いことに、最近母につられてテレビを見てしまい時間切れ。
結局更新せずに一日が終わる…

ダメじゃね?

ダメですな。
しかしまたきっとボコボコ更新する日を信じて。

頑張るぞー!

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no rainning

澄んだ灰色の瞳。それは酷く落ち着いていて、激昂しそうな感情が徐々に和らいで行くのを感じた。
雨のように染んでくるもの。
雨など、降っているはずもないのに。


『no rainning』


アカツキは忌々しげに舌打ちをして最後に一閃した。ここのところ、トランプたちの動きが活発になっている。それは「彼女」の居場所に近づくにつれて酷くなっていた。目的地に着くまでにかなりの消耗は避けられない。
しかも理由はそれだけではない。状況を甘くみていた故の出遅れが更にアカツキを苛立たせた。
「ドクターは先に着いた頃か、」
落ち着いた足取りでスピカはアカツキの傍に立つ。そしてアカツキの言葉に頷いた。
「…あの女も居れば少しは凌げるか」
燃えるような赤髪の女を思い出しながら呟いた。アカツキは1月の鉱石とはまた違う率直な物言いをする男だった。役立たずと判断すればその様に扱い、従うと決めたものには命を懸ける。そんなアカツキを他の主たちより長く見ているスピカは、東国の武士の様だといつも思っていた。
「…まぁ、お前が居れば大事はないだろうが」
アカツキの言葉にスピカは苦笑しただけだった。手袋で覆われた右手。一際不自然な「それ」こそが、スピカの「力」だ。
「…先を急ぐぞ」
アカツキは言いながら踵を返す。真剣な面持ちでスピカは頷くとその後を追った。

アカツキの名は一部にはよく通った名だ。スピカもその名をよく知っていた。今だからこそ解るが、アカツキの忠誠心の高さがたくさんの命を散らしたのは言うまでもない。どちらかと言えば悪名の高い「その」アカツキに出会した時、彼は酷く気が立っていた。外見は全くと言っていいほど波たたぬ冷静そのもの。だが、それを持ってすら余る殺気が満ちていた。

「――――何を見ている、」

低い、声だった。スピカは言葉一つ発することなく、アカツキを見返す。
「何を見ている、と訊いている」
スピカは答えなかった。それには色々な理由があって、スピカはそれを言葉で説明することができなかった。その間にもアカツキはスピカとの距離を縮める。正面に立った時、圧迫感が増したような気がした。何事かと野次馬が現れ、更に不機嫌な様子でアカツキは舌打ちした。
「スピカっ」
集まった連中の中から聞こえた言葉に、
「名前一つまともに言えないのか、」
今度ははっきりと解るようにアカツキが眉をひそめた。それでもスピカはただ呆然とアカツキを見上げていた。アカツキが刀に手をかける。周りに緊張が走る。スピカは。
「…ちっ、」
二度目の舌打ちをしてアカツキは抜きかけた刀を収めた。

恐らく「それ」はきっと、スピカにしか解らなかった…はずだ。

だが、それを自覚する前にスピカの意識は暗闇に堕ちた。グラリとバランスを崩したスピカの身体を自然な動作でアカツキが抱き留める。それは先程とは一転して労るようだった。
アカツキは腕の中のスピカを見下ろし、そして思う。

雨のように染んでくるもの。

アカツキは軽く空を仰ぐ。雨など、降っているはずもないのに。

「―――…案内しろ、」

アカツキの言葉に反応はない。誰もが警戒している。スピカを取って食うとでも思っているのだろうか、馬鹿馬鹿しい思考に少しだけアカツキは苛立った。
「こいつを寝かせる場所へ案内しろと言っている、」
言い方こそ変わらないが、少しだけ分かり易くなったアカツキの言葉に先程スピカの名を呼んだ少年が反応した。もっとも、そんなことをアカツキは覚えていないが。

あれからどれくらい進んだのか。トランプが現れる度立ち回って進んだ分を戻っているのではないかとさえ感じる。だが次第に強くなってきた他の鉱石の気配。或いは交戦中に乗り込むことになるやもしれない、アカツキは口許にだけ不機嫌を滲ませた。

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何という名だったか。

ぼんやりと思考を揺らして考える。だが考えていると悲鳴をあげるように痛みだす。
こころが?
あたまが?
まるで真綿で首を絞められるように、緩やかに優しく意識に靄がかかった。


『Are you...? 』


背もたれが高く血濡れたように赤色い、豪奢な椅子。玉座のようなその椅子にまるでそぐわない小柄な少女。少女は膝を抱えて眠っていた。
部屋に入るなりその姿に気がついた三日月ウサギは、口元にのみ笑みを浮かべて椅子に近づいた。それを知ってか知らずか、少女に目覚める気配はなく。
「疲れているんだね、」
三日月ウサギは優しい声音でそう囁くと、血色の玉座の肘掛けに手をおいた。それはまるで逃がしたくないとでも言うように、緩やかに少女を拘束する。
「君の努力は理解っているよ、」
自分が何者なのか、それを必死で思いだそうとする。だが、それが叶わないことを三日月ウサギは知っている。「そう」したのは他でもない、三日月ウサギ本人だから。
「でも、まだだ」
三日月ウサギは誰に聞かせるでもなく続ける。

「まだ君は、」

言いかけて三日月ウサギは口を閉ざす。
「…早いお戻りですね、」
口調を変え、参謀の表情になる。振り返った先にJとQが居た。
「…これはまた、」
三日月ウサギはJが右手で弄んでいる「モノ」に気づいて笑う。
「綺麗ですね、鉱石の肌って」
いつもの笑みを貼り付けた顔でJは言う。
「アンタが言うと犯罪臭いからやめてくれる?」
それにQは顔をしかめて毒つく。「酷いなぁ、」とJが困ったようにまた笑った。
「これは…善戦ととっていいんですね?」
二人が肯定の意を含んだ笑みを浮かべる。そこでJは思い出したことを付け加える。
「あー…、"彼"は居ませんでしたよ」
その言葉に一瞬露わになる殺気。だがすぐに表情を戻した三日月ウサギは実に素っ気なく「そうですか、」と応えただけだった。
「でも、ローズクォーツも馬鹿じゃないんでしょう?12の主を束ねてるんだもの、出してこないわよ」
Qがさも当然のように答える。
それを耳にしながら、三日月ウサギは玉座に座る少女を見下ろす。
「三日月ウサギ、話は終わりですか?」
Jの言葉に。
「えぇ、」
三日月ウサギは答えた。

二人が部屋から消えると三日月ウサギは少女の白い頬に触れる。すると微かに睫が震えて、少女はゆっくりと瞬いた。

「…ラビ?」

少女は、三日月ウサギのことを「ラビ」と呼ぶ。そう教えたのは三日月ウサギだ。
「…どうしたの?」
少女は肘掛けに置かれた三日月ウサギの手を握る。
「夢を見たの」
少女の手を握り返すと、少女は安堵したように緊張を解く。その様子に小さく笑って、先を促す。
「どんな夢?」
「暗い部屋の中にいる私の手を、ラビが引いてくれるの」
「…僕が?」
少女はこくりと頷く。
「そしてね、名前を呼んでくれるの」
思い出すことのできない名前?
それとも、
「…ねぇ、ラビ」
少女は甘えるように三日月ウサギを見上げる。
「何?」
「名前、呼んで?…私の名前、呼んで?」
三日月ウサギは目を伏せて笑う。
「何も怖くないよ、僕がついてる。だから安心しておやすみ、」
そして優しく、少女の頭を撫でた。

「――――僕の、アリス」

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#11 「アシンメトリー」

逃げなくては。
奴らが追ってくる。
追いつかれれば、命の保証はない。
自分たちは、「上」の好奇心の為だけに殺されるのだから。

「…何観てんの、篤」
脩二はやけに難しい顔でパソコンを覗く篤尋に声をかけた。
「上で一騒動あったみたいだ」
篤尋は落ち着いた声で、そう応えた。 

種の一件から二週間。しばらくは種に対する「上」の動きを警戒していたが、幸いにも大事はなかった。そもそも、「上」と「下」はいつからか不干渉を守っている。何が契機だったのか、詳しいところを脩二たちは知らない。だが、それは何よりも下の人間にとっては有り難い。「堕ち」てしまえば、こっちのものと言うわけだ。
「…一騒動って?」
脩二の言葉に、返答を濁しながら篤尋の指は流れるようにキィボードを叩く。「上」がそう容易く情報を公開するはずがないので、篤尋が不法侵入で情報を得ているのは確実。中でも一騒動と言うだけのことなら、尚更「上」はその情報を隠したいはずだ。
「…脱走…」
ズラリと並んだ文字列の中から篤尋が言葉をすくい上げる。
「何が?」
「子供…」
脩二は眉間にしわを寄せた。
「…"アシンメトリー"」
ついに脩二も後ろから画面を覗き込んだ。そこにはパーツひとつとっても寸分違わぬ二人の子供が居た。

ライフラインは、キツく握りしめた携帯。いつだって、誰の時だって「そう」だった。それを識っているから、「上」の連中は携帯を取り上げない。
死刑囚を餌にしたいのか。
希望を持たせて突き落としたいのか。
…いや、きっとどちらもだ。
「仄(ホノカ)、大丈夫か?」
仄と呼ばれた片割れは、小さくコクリと頷いた。その手を引く篝(カガル)は空いた手で優しく仄の頭を撫でた。そして前を向くと、険しい表情で辺りに細心の注意を払う。
捕まるわけにはいかない。自分は兄なのだから、弟を守らねばならない責任がある。 

「――――…葬送屋、」

その名を持つお前たちなら、連れ出してくれるのだろう?

此処ではない、……へ


「――――何これ、」

さっぱり見分けがつかない。髪の色も瞳の色も。間違い探しなら、スペシャリストクラスの問題だ。脩二はしばし画面を見ていたが、興味を無くしたようにPCから離れた。篤尋はその後もPCを見ていたが、不吉な音がすると一方的に接続が切られた。
「バレた?」
「いや、単なる接続妨害だね」
「政府じゃねーの?」
脩二の問いかけに、篤尋は難しい顔をした。
「…恐らく、違う」
「上」の人間ではない、誰か。すると、真っ黒な画面を脩二が一瞥した。
「脩二?」
「――――…ヤな感じ」
脩二の言葉に篤尋は、その苛立ちの理由を計りかねて首を傾げる。だが、こういう時の悪い予感は恐ろしいほど当たる。これは「下」に堕ちてからより一層実感するようになった。だからだろうか。途端に走る緊張感。動きがぎこちないわけでも、口を閉ざしたわけでもない。いつもと変わらない様子で張り巡らされる独特の空気。
「し、」
篤尋が脩二、と声をかけようとした時、携帯が鳴った。
「篤、」
脩二がまた篤尋に傍に歩いてくる。篤尋はいつもよりゆっくりと携帯をとった。着信は「番号表示なし」。これを逃せば、相手との繋がりは絶たれる。
「…はい、」
篤尋は携帯の向こうに意識を集中させる。響く足音と、荒い呼吸。
「…君は、誰?」
「"お前、葬送屋か?"」
子供独特の高めの声音。声を潜めているのは、何か聞かれてはまずい状況なのか?
「あぁ、そうだよ」
「葬送屋」、このキーワードを口にした時点で依頼人に変わる。この携帯の向こうに居る相手は、法に縛られることではない、「何か」を求めている。
「"俺たちを連れ出してくれ"」
少年は、言った。

「"俺たちは…アシンメトリー、だ"」

その単語に虚を突かれて篤尋の返しが遅れる。それが、命取り。ぷつりと電話は切れた。
「…らしくない」
篤尋の反応に、脩二が呟く。篤尋は携帯を閉じてただ苦笑を返す。
「うん、確かにらしくない」
それに対して脩二は緩く篤尋を指差す。
「"次"は凡ミスすんなよ?」
責めるわけでも怒るわけでもない、いつもと同じ声音で。
「脩二もね、」
篤尋は真似するように緩く脩二を指差し返した。

確信があった。
「次」は、必ずやってくる。

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変えられない…

BORDER LINEのお陰で、テンプレートが変えられない…

いや、僕が悪いんですよ。変な仕掛けを嬉々として作ったから。
それさえなければ気にせずテンプレートを変えられるのにっ!!
だから、携帯の方のテンプレートを変えて満足する僕でした。

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プロフィール

HN:
瑞季ゆたか
年齢:
42
性別:
女性
誕生日:
1984/02/10
職業:
引きこもり人嫌いの営業AS見習い
趣味:
読書・音楽鑑賞・字書き
自己紹介:
◇2006.11.16開通◇

好きな音楽:Cocco、GRAPEVINE、スガシカオ、LUNKHEAD、アジカン、ORCA、シュノーケル、ELLEGARDEN、LINKIN PARK、いきものがかり、チャットモンチー、CORE OF SOUL、moumoon…などなど挙げたらキリがない。じん(自然の敵P)さんにドハマり中。もう中毒です。
好きな本:長野まゆみ、西尾維新、乙一、浅井ラボ、谷瑞恵、結城光流(敬称略)、NO.6、包帯クラブ、薬屋シリーズなどなど。コミック込みだと大変なことになります(笑)高尾滋さんには癒され、浅野いにおさんには創作意欲を上げてもらいつつ…あでも、緑川ゆきさんは特別!僕の青春です(笑)夏目友人帳、好評連載中!某戦国ゲームにハマり我が主と共に城攻めを細々とのんびり実行中(笑)サークル活動も嗜む程度。他ジャンルに寄り道も多く叱られながらも細々と更新しています…たぶん。

備考。寒さに激弱、和小物・蝶グッズとリサとガスパールモノ・スヌーピーモノと紅茶と飴と文房具…最近はリボンモノもこよなく愛する。一番困るのは大好物と嫌いな食べ物を聞かれること。

気まぐれ無理なくリハビリのように文章やレポを書き綴る日々…褒められて伸びるタイプです。

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