monocube
monoには秘めたイロがある。
見えないだけでそこに在る。
数え切れないそれは、やがて絡まり色彩(イロ)になる。
さぁ、箱をあけてごらん。
箱庭(ナカ)は昏(クラ)く底なしの闇色(モノクロ)。
深い闇に融けたらいいのに。
日々の戯言寄せ集め。
当サイトは作者の気まぐれにより、自由気ままに書きなぐった不親切極まりない戯言の箱庭です。
Ⅴ.“底”は“BORDER LINE” 2
「――――ったぁ、最悪…」
いや、今日の目覚めの話。俺はあまり…というか殆ど睡眠を必要としない。何だろうな。多分寝ることがあまり好きじゃないんだと思われる。…良く分からないけど。ただ、ぐっすり眠らない分、まどろむことは多い。特にボーダーラインの開店数時間前は、俺にとってまさに魔の時間。そんなこんなで、珍しく寝過ごした。しかも、最悪の夢見で。特別急ぐ風もなく身支度を整えると、俺はそのままボーダーラインに向かった。
「…師匠、今日は遅かったですね」
カウンターに座る火滋が悪戯に笑う。基本的に俺は迷惑なほど此処に居座っている。だからこそ、こんなことは珍しいわけで。
「開店前に来て迷惑を掛けないようにと思ったんだよ」
「なら、これからもそれを心掛けろ」
火滋に言ったはずの言葉に、獅戯が応える。相変わらず眉間に皺。そんな俺たちを見て、火滋は声を立てて笑った。
「それで、真実はどうなんです?」
火滋が興味深く聞いてくる。それに向かって俺はでこピンをかます。
「あたっ!」
おー、結構良い音。
「この知りたがりめ」
「性分なので、すみません」
全然悪気のない声で火滋は言う。俺は頼んでもいないのに当然の如く出された珈琲を受け取って、ゆっくりと啜る。その激烈な苦さに眉間に皺を寄せ、それを呆れた眼差しで見る火滋。うん、いつも通り。
「…ついついまどろんじゃって、嫌な夢見たんだよ」
「へぇ、夢ですか」
火滋が更に興味を示した。
「夢って言うと、曖昧なくせに核心を突いたり、暗示めいたものだったり…なかなか興味深いものですよね。夢を自分の意志でコントロールすることも可能だって聞いたことがありますし。…夢から醒めた途端に、“夢”が消去されてしまうメカニズム。“夢”そのものの目的。夢に意図される心理的な要因。その全てがどのように絡み合っているのか…謎は尽きませんね」
「夢から醒めた途端に、“夢”が消去されてしまうメカニズム。“夢”そのものの目的、」
「師匠?」
「夢に意図される心理的な要因…ねぇ」
また珈琲を一口。
「嫌な夢を見たってことは、心理的要因が多分にありますね。最近それにまつわる嫌なことがあって思い出したとか?」
「…それは、ないな。だって、もう居ない俺の先生だぜ?」
「え!?師匠にも先生が居たんですか!?」
「…そんな驚くことか?俺だってもとは“外”から来たんだし、初めからこんな殺れたわけじゃなし」
火滋は“そうですよね”と言ってうんうんと頷いた。
「…もう十年前だな、最期に遭ったの」
「どんな人だったんですか?」
「聞きたいか?」
露骨に意地悪い表情で火滋に問う。火滋は一瞬圧されたが一息ついた後に、
「やっぱりいいです。何か師匠がこうだって解ってる以上、それを上回る先生だなんてちょっと怖いんで」
なんつー失礼な正直者だ。口には出さずそう思う。勘の鋭さと賢さは尊敬しても良い。火滋は更なる情報収集の為と、クライアントと接触するらしく席を立っていった。
「…真面目だねェ、火滋は」
「お前が落伍者なだけだろ」
「“此処”に居る連中は、色んな意味でみんな落伍者だと思うんですけど」
そんじゃなかったら、“此処”でなんて生きられないだろうし、こんな所に意志を持って堕ちてきたりはしないだろう。“底”は吹溜りですから。獅戯に対するささやかな抵抗はサクっと黙殺。俺は沈黙の中で、また珈琲を啜った。
俺の「先生」。そんな素敵にカッコイイ言葉で呼んでやるつもりなんて微塵もありませんが。
「…殺風景な部屋」
俺の言葉に、茉咲は笑った。
「ごちゃごちゃしてんのは好きじゃねぇからな」
茉咲はベッドに座って、入口に立ったままの俺を見る。まるで品定めするようで不快。
「お前、どうやってアレを具現化してる?」
アレ?
具現化の言葉で理解した俺は、数秒思案して肩を竦めた。
「…適当?」
「あっはははっ!!これまた、傑作だなァ。お前、特定の感情を意識せずに具現化できんのかよっ」
茉咲は一頻り笑うと、少し意地悪い表情になった。
「…まぁ、別にそん時そん時同じ感情で具現化はしてないな」
「じゃあ、それはお前のセンスだな。弱い奴なのに俺が気にするなんて、それくらいの特典がなけりゃ可笑しな話だ。…んじゃあ、ちょっとこっち来い」
茉咲がちょいちょいと手招きする。俺はあからさまに嫌な表情で拒否の態度を取る。
「何にもしねーって」
距離を縮めるも、意識的に僅かな距離は残す。言っちゃえば、何かされそうになった時逃げられる距離。
「身体も頑丈そうだし、もうちょい鎌でかくても振り回せんじゃねぇ?攻撃範囲も広くなるんだし」
「は?」
“いや、だから”茉咲は身振り手振りで俺の具現化した鎌の話をする。俺が茉咲の前で鎌を具現化したのは一度。しかし、それに見向きもしなかったはずの茉咲は、具現化した俺よりも正確に憶えていたらしい。それには正直舌を巻いた。
「お前、結構俊敏な方?」
「さぁ、知らない」
「ふん、しゃーねぇなっ」
突然引かれる腕、咄嗟に身を引こうとしたがそれが間に合わない。視界が一回転すると、俺はベッドの上に倒れていた。茉咲に組み敷かれた状態で。
「…うーん、反応がイマイチだな。大振りな分小回りが利かないと、鎌なんて致命的だかんな」
茉咲は少し複雑な表情で分析する。
「――――男に乗られても別に嬉しくないし。…つーか、アンタ何もしねぇっつったろっ!!」
「照れんなよ」
照れてねぇよ。
「生憎と、俺の嘘は得意技だ。知らないお前が悪い」
「…知、らねーよっ、アンタなんか!」
俺の表情を見て、茉咲は心底可笑しそうにくくくっと喉で笑った。
「これで解ったろ?それに、知らないならこれから教え込めばいいだけだ」
「最悪」
茉咲は俺を押え付ける手に力を込めた。
「…んっ…」
オマケに口まで塞ぎやがった。
「――――お前さぁ、…何で鎌具現化しねぇの…?」
口唇を離した茉咲は、不思議な表情で俺を見下ろす。すっげぇ、屈辱。
「貞操のピンチなのに」
「そっちかよっ!!」
性格上の習性でつい突っ込んでしまった。いや、突っ込むところはそこじゃないのに。
「意志で具現化できんのは知ってんだろ。なら、どうして具現化しねぇの?」
茉咲の言葉に俺は黙るしかなかった。
「…嫌じゃねぇんだ、俺が」
茉咲がにやりと笑う。それは、悪い男の表情。
「――――っざけんなっ!!!」
「おー、」
抵抗した途端に鎌が具現化する。すると茉咲の腕はあっさりと解けた。茉咲は大して驚いた様子もなく、あっさりと一閃を躱した。完全に身体を起こして、鎌を構え直した後。指先から急激に冷えていった気がした。
「…だーから言ったろ、」
鎌が全く動かなかった。冗談なんかじゃなく1㎜も動かなかった。さっきまで自分の直線上にいた茉咲は、やれやれと言わんばかりの表情で横に座っていた。鎌の刃を片足で踏んだ姿勢で。ベッドに放ったコートのポケットから煙草を出して咥える。
「鎌は大振りな分、小回り利かないと致命的だって。今ので俺は、少なくとも3回はお前を殺れてるぜ?」
茉咲は俺を無視して、身体を折ると鎌を指で弾いた。
「しかも感情の度合いか、鎌少しでかくなってんし。んー、まぁこんなもんで丁度いんじゃね?これからは、常時この大きさで出せ」
「アンタ、」
「言ったはずだ、強くしてやるよ」
茉咲はにやりと笑った。
「…本トに、強いんだな」
呟くような声を耳ざとく聞きやがった。
「何、惚れた?」
「冗談だろ」
俺はゆっくりと息を吐いて、鎌を解いた。
「ちなみに、何から何までは俺の退屈凌ぎでオマケだ。この分じゃ、しばらくはお預けって感じだけどな」
茉咲は咥えた煙草に火を付けた。
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Ⅴ.“底”は“BORDER LINE” 1
俺はこの世界が嫌いだ。
夜明けが近付くに連れて、数を減らしていくカオス。それをさっさと始末して、手にした鎌を解いた。鎌は途端に形を失い、闇に溶けた。
「あ、そう言えば」
振り返ると、地面に血塗れの男が転がっていた。身体は真っ二つになり、その断面から臓器が覗いている。はっきり言って、気持ちが悪い。ついさっき降り出した雨は、そろそろ本降りになりそうな兆し。ジャケットも湿気を吸い込んで妙に重くなった気がする。地面に流れた男の血は、雨に打たれて徐々に薄く霞んでいく。そのまま薄くなって薄くなって透明にならないかな、とぼんやり思った。俺は興味を失って視線を逸らす。いつまでこうしていても仕方ない。雨宿り場所を探す必要がある。ま、最悪ボーダーラインに入り浸ってもいいのだが。とりあえずボーダーラインへ向かう為、踵を返して歩き出した。
男と、俺。そこには、歴然とした生死の境が存在していた。
「…あら、お兄さん。随分濡れてるじゃない。服にも、泥が跳ねて」
歩いていると、ひとりの女が声を掛けて来た。どうやら、今日の雨宿り場所は何とかなりそうだ。
「泥じゃなくて、血だよ。人、殺して来たから」
女は一瞬手を止めて俺を見上げる。俺は何事もなくにっこりと笑った。
「…やだわ、お兄さん。冗談がお上手ね」
艶っぽく笑う女に、俺は何も応えなかった。
「――――冷たい手。…あたしが温めてあげましょうか?」
女の手が俺の手に触れる。結構ありがちな誘い文句。不自然な上目使い。俺はそれに苦笑したが、一晩の雨宿りだし、誘ったのは俺の方じゃないし、来る者拒まずな俺としては…
「じゃあ、お言葉に甘えて」
女に引かれるように、歩き出した。
俺はこの世界が嫌いだ。死ぬ時には、自分の持っている限りの呪いの言葉を吐いてやろうと思う。そして、これから生きていく人間たちに同情しながら死んでいくつもりだ。…未だ、その予定はないけど。
「…もう、行っちゃうの?」
猫撫で声はどうしてこうも俺の神経を不快にするんだろうか。それとも、一晩の雨宿りとかって妥協したのが良くなかったのか。けどそんなの表に出すなんて紳士としても反紳士としてもいただけないよな。
「十分温まりましたから。さよなら…もう二度と逢わないけどね」
俺は女を見ずに後ろ手に鎌を一振り。女は何が起こったのかすら悟る前に絶命したはずだ。好みじゃなくても秒殺だなんて、俺って結構優しいかも?…なんて、そんなつもりは全くなくて、ただ耳障りな声を聞きたくないだけなんだけどね。飛び散った血は全部ドアが受け止めてくれた。死人の血なんて気持ち悪いし。
「あー…匂い、残ってるな」
好まない安っぽい馨に顔を顰めた。
雨はすっかり止んでいた。夕方になるのに、くすんだ空にその変化はあまり見られない。降り始めの夜明けからずっとぼやけた空のまま。それでも湿気を含んだ空気は重く、もう一雨来そうな予感がした。うっかり跳ねたあの男の血が気になる。早く着替えたい。
少し歩みを速める気持ちで自宅への帰路につく。
「嫌な匂いだな」
擦れ違い様に不機嫌な声。俺はその声に、少し笑った。
「悪趣味だろ」
ちらりと表情を見ると、完全なしかめっ面。
「全くだな」
即答して、擦れ違う。俺は紫闇を引き止めることなく、紫闇は俺を意識することなく。
部屋に戻ると、服を脱ぎ捨ててベッドに倒れ込む。しばし帰ってきてなかったから、妙に懐かしい感じがする。だから何だってわけでもないんだけど。括った髪を解いて、眠れないと分かっていながら目を閉じる。まだボーダーライン開店まで時間があるし、幾らかまどろめそうだ。
水道管の集中している地下。こぼれた水が常に小雨のように降り続いていた。
意識すると、微かな振動。この冷たい空間は、唯一の居場所。ただ一つ、“此処”で許されたモノ。
「…ガキの遊び場にしちゃあ、危なすぎるだろ此処は」
奴は不揃いな色素の薄い髪を、無造作に後ろで一つに括っていた。その髪が乱れるのを全く意に介さない様子でくしゃりと掻いた。俺は、初めて出遭った「生きたモノ」にただ呆然としていた。
奴は不揃いな色素の薄い髪を、無造作に後ろで一つに括っていた。その髪が乱れるのを全く意に介さない様子でくしゃりと掻いた。俺は、初めて出遭った「生きたモノ」にただ呆然としていた。
「…アンタ、誰?」
呆然としたのにはちゃんとした理由がある。一つは、初めての「生きたモノ」であったこと。そして
もう一つは…
「俺は、茉咲だ」
この茉咲が俺とそっくりだったこと、だ。これは悪い夢なんじゃないかと思った。もしくは俺の知らない実の兄とか。でも、その二つの可能性を即座に打ち消す。兄じゃないという確信はない。親のことなんて解からないし、解ろうとする気もないから。でも、確かに茉咲はここに立っている。夢なんてことは有り得ない。だが、…もう、どうでもいい。
「お前…“流離”か」
聞きなれない言葉。何か“ナガレ”って嫌な響き。
「神津だ」
その呼び名が不服で、即答する。それに対して、茉咲は面白がるように軽く目を細めただけだった。
「コウツ、ねぇ。…これ、お前殺ったの?」
俺の周りに散るたくさんの肉塊と、ひとりの女の死体。それを見廻した茉咲の視線は、俺に戻ってきて止まる。
「――――女以外は、多分」
「はっ!こりゃいいっ!!」
心底可笑しいように、茉咲が声を上げて笑う。それが何だかやけに癇に障った。そう思うと簡単に鎌が具現化された。
「何が、可笑しいよ」
茉咲に向けて薙いだはずの鎌は、不自然に停止していた。更に腕に力を入れたが、動きもしない。宙で不自然に停止した鎌は茉咲を傷つけることはできなかった。なぜなら、茉咲が指一本立てていたから。その指は鎌の刃先に触れることなく、その動きを奪っていたのだ。
「…まだ弱ェ。正直、弱いのに興味はないんだけど…お前、何か気に入った」
茉咲が言うなり、立てていた指を曲げた。すると鎌はガラスが割れるように壊れた。俺は驚きに茉咲と距離を取る。それは紛れもない自己防衛。だが、茉咲はまるで何もなかったかのように、その距離を縮める。呼吸をするのと同じくらい簡単に。全く意識などせずに。
「強くしてやるよ。お前なら、この都市の一角くらいはすぐものにできんだろ。それくらいのセンスは間違いなくあるぜ?」
「―――――それって、退屈じゃなくなんの?」
「退屈を満たしたいなら、俺が何から何まで教えてやるさ。…不適切なこと、込みでな」
にやりと、茉咲は笑う。なんて悪い男の表情。でも、結構嫌いじゃなかったり。
「…そしたら、すぐにアンタを追い抜いちまうぜ?茉咲」
「はっ、…やってみろよ」
茉咲は鼻で笑い、俺に手も貸さずに踵を返す。微塵も気遣おうとしない、傍若無人な態度。つまりは「ついてくるなら勝手に来やがれ。手を貸すなんて面倒臭ぇことなんかやってられるか」だ。
気に入った。
俺は重い身体を上げる。そして、自分のペースで茉咲を追いかけた。
『rAin VeIN』
この場所に、未練も後悔も何も残ることはなく。
Ⅳ.自己報告
キミさぁ、『生きる』ってこと考えたりする?
人が殺されるのを身近に感じたことある?
だったら、一度“そこ”へ堕ちてみるといいよ。
解からないなら聞いてごらん、“そこ”が何のことか。
あぁ、違う違う。
“其処”じゃなくて…“底”だよ。
…ようこそ、“ボーダーライン”へ。
―――――now.(現在)
それは本トに他人事だった。
だって、そうだろ?俺には何の影響もないし、被害もない。
そうしたら他人事同然でしょ。…ま、実際他人事だったんだけどね。
俺が“底”を知ったのは、本当に偶然。どっちかっていうと、世間様の出来事には疎かったし、興味も人の半分くらいしかなかったんじゃないかと思うしね。比べる相手にも因るけど。ただ社交辞令代わりというか、とりあえず人の印象に残らない様に当たり障りのない程度は認知しておくようにはしたな。女の子達って難しいことより、誰がカッコイイとか、今何が流行ってるとかの方が重要みたいだし。話し合わないと何もできないしね。
…っと、話が逸れたな。こんな話してると、もう高校生くらいに感じるかもしれないけど、実際に知ったのは九歳の時。って言ったって、その時は聞き流してたようなもんだったから…中学生くらいかな。躍起になって、過去の新聞やらを読んだよ。いやぁ、びっくりびっくり。その時の俺には、“底”はまるで楽園に思えたね。称えられ、畏敬の的になったその場所。でもその中身はぐちゃぐちゃだ。今すぐに跳び込む手段があるなら迷わず何でもできた。
その時から、俺はもうこの世界に『絶望』してたよ。
絶望ってのは、微妙に違うかな。何て言うか、「適合しない」って感じ?帰る場所も住む場所も寝る場所も全部在って、自分はそこに居るし生活もしてる。でも、俺の居場所はそこじゃないって。要は心の持ちようなんだろうけど。だからうってつけの場所を見つけたと思ったんだな。でも、俺はそこで踏みとどまった。何でだと思う?戦う為の武器が必要だと思ったのさ。意志の力で具現化できるってことは予備知識の中に入ってはいたんだけどね。それから普通に、適度に穏便に高校に入った。またそれが有名な私立の進学校。別にどこでも良かったし、家庭の経済状況もどちらかと言うと裕福な方だったと思うし。
あ、家はね…悲惨だったよ。一言で表わそうとしなくても一言で済む。「没干渉」。両親は世界中を飛び回って多忙の日々……とかだったら、いっそカッコ良かったんだけど。何てことのない普通の家庭。実は意外と俺は綺麗好きでさ、部屋の掃除とか全然苦じゃないんだよ。自活もそんな家庭だから自然に慣れてったし、料理は意外と面白くてハマったね。そもそも俺の部屋に親は近付かなかったし、下で遭っても親が何かしてれば俺が出てく、俺が何かしてれば親が出てくって感じ。俺が有名な私立の進学校に行った時の費用は出してもらってたから、それは知ってるだろうけど、飯も一緒した記憶ないし、日々俺が何やってたかも興味なかったみたいだし。良く言えば、酷すぎる放任主義。あ、その言い方もあんま良くないんだっけ?だから、今俺が居なくなってることにすら気づいてないんじゃない?生きてるか死んでるかもどうでもよさそうだったし。ま、今更気にされたって気持ち悪いだけなんだけどさ。
って、また話し逸れてるよ。えと、どこまで話したっけ。あ、そうそう。高校に入って進学校なのにも関わらず遊びまくってたその時だね、俺は気づいたんだ。
『行くなら今しかない』って。
運命なんて信じてないし、信じる予定もないけど、それはきっと運命を感じたような感覚に近かったのかも。高校入ってから意外とすぐだったし…十六歳かな。ものの見事に俺は“底”に文字通りやって来てしまったってわけだ。
“底”に着いて見廻した時、俺はぞっとしたよ。俺なんかが思っていた以上に、“底”の中はぐちゃぐちゃだったんだからな。何がぐちゃぐちゃだとかそういうんじゃなくて、“底”そのものがだよ。同じ世界でこうも違うのかって思ったね。それからすぐ“此処”は他とは違うんだって割り切ったけど。
俺がアウトラインを通じて出て来た場所はrAin VeIN。悲惨だったよ、其処は其処で。目の前に、一人の女が死んでたんだから。人が死ぬことを非現実だとは流石に思わなかったけど、リアルだったな、やっぱり。そしたら、次々カオスが襲って来るだろ。だから自分の身を守る為に、殺すしかないってワケ。何で具現化したのが鎌だったのか実は憶えてないんだけどさ。
ただ、『退屈しない』様に願ってた。
俺が“此処”に『失望しない』ことを願ってた。
だから、『死ぬ』わけにはいかなかった。
俺は自殺志願者じゃないし。それだけで、十分だったよ。だから、カオスを斬る事なんて簡単だったし、自分を守ることに苦はなかった。でも、生活水準ってのも保障されてないわけで…違う意味での身の危険は何度も感じた。それでも、俺はrAin VeINを「出なかった」。…というよりは「出れなかった」の方が正しいな。この“底”で“外”からやって来た自分に居場所があるなんて、そんな虫のいいことを思ってたわけじゃないんだ。それは本ト。だから、俺にとって唯一「許された」場所。それがrAin VeINだと思ってた。まぁ、よーく考えたら馬鹿な話なんだけどね(笑)それにしても、俺あんなとこで良く耐えられたもんだよな。発狂したっておかしくないでしょ。目の前に在るのは女の死体と、カオスの肉塊だけなんだからさ。そう考えると、俺の神経の図太さって言うか図々しさは半端ないよな、本ト。もう少し神経細くできてても良かったんじゃないかと思うよ。
そんで俺は、その辺の野良犬より屈辱的な扱いで、史上最悪の男に、合意のもと拾われたってワケ。あいつを言葉で説明できないことが残念だね。全部とは言わないが、不本意だけど凡そ六割くらいはその男に仕込まれたといってもいいな。お蔭様で色んな部分に麻痺しちまってますがね。
それからは色々細かく思い出すのも嫌なくらいに時が過ぎて、あとは呑気に駄弁って日々ボーダーラインで過ごしてる。それがまさに今の話。…と、まぁこんなもんかな。
…さて、俺はボーダーラインに戻りますかね。珈琲が飲みたいんで。
no lack Ⅱ
それは目も当てられない程の、残酷な、現実。
だが真実を告げた時、顔色一つ変えずに彼女は穏やかに笑った。
『no lack』Ⅱ
「…一番バランスが良いのは、フリクリたちでしょうね」
ジークは特に考える素振りもなくそう言った。
「フリクリもガーネットも攻守がしっかりしているし、互いの背を預けている」
「それは信頼の証ですものね」
クォーツは笑って応じる。
「その意味ではリンとペリドットも同じ。まだ未熟ではあるでしょうが、それぞれの弱点を"二人"で補えている」
「レイヴンとラピスラズリは対照的ですね」
クォーツが促すと、ジークは更に続ける。
「彼は完全に攻めに重きがある。攻めこそが防御と言ったところかな」
昔からジークはものを語るのが好きだ。つき合いの長いクォーツは勿論それを知っている。
「ルカとダイヤは未知だな。何を起こすか分からない」
幼く気弱な少年と対照的な気の強い少女。双方を思い浮かべてジークが笑う。クォーツはそんなジークの話を聞くのが好きだった。
「あら。それならキングもそうでしょう?」
クォーツの出した名前に、ジークはうむ、と唸る。
「貴女の切り札ですか?」
他の人間もキングに対してはぎこちない反応をする。鉱石の主たちはそんなこともない人間が多いが、中でも「6月の君」とジークはあまり良い顔をしない。尤もジークに関しての話をするなら、嫌いなのではなくただ単に扱いに難しいからだった。人となりは嫌いではない。だが、立ち位置が曖昧すぎて距離が計りにくいのだとジークは言う。
「彼の場合はバランス云々を抜きにして一番強い。本人はそれを快くは思っていないようですがね」
するとクォーツは可笑しそうに笑う。
「彼は面倒が嫌いなだけですわ」
『えぇ、お嫌いですね』
あの時、キングはそう言って苦笑した。
「…尤も、そういう意味では貴女が一番お強い」
そのすべてを統べる、まだ大人になりきらない少女。されど大人と同じように、否、大人以上に大人らしい。
「…私は、忘れていませんよ」
初めて見た時、なんて美しいのだろうと思った。人形みたいだ、という同僚の呟きは実に的を射ているとジークは思ったのだ。だが、そんな少女に突きつけられたそれは、目も当てられない程の、残酷な、現実だった。
息の詰まる思いを噛み殺しながら真実を告げた時、顔色一つ変えずに彼女は穏やかに笑った。
「…そうですか、」
怯えることも取り乱すこともなく、静かに。
「では私も、やらなければならないことを始めなければなりませんね」
まるで動じた様子もなく、何もなかったかのように。
「…ローズ・クォーツ、」
不意に口をついて出た名前に、クォーツはゆっくり振り返る。ジークにとって、それは酷く永い時間だった。
「貴方は、私を見届けてくださる?」
ジークの心は定まっていた。
「…では、私に鉱石を与えてください」
それが、始まり。
ジークは懐かしげに目を細めて、再び紅茶を口にする。
「だから、私は貴女の傍にいる」
ジークの言葉に、クォーツは持ち上げたティーカップを下ろした。
「見届けていただきますわ、…最期まで」
そしてあの時と同じ様に、綺麗に笑った。
だが真実を告げた時、顔色一つ変えずに彼女は穏やかに笑った。
『no lack』Ⅱ
「…一番バランスが良いのは、フリクリたちでしょうね」
ジークは特に考える素振りもなくそう言った。
「フリクリもガーネットも攻守がしっかりしているし、互いの背を預けている」
「それは信頼の証ですものね」
クォーツは笑って応じる。
「その意味ではリンとペリドットも同じ。まだ未熟ではあるでしょうが、それぞれの弱点を"二人"で補えている」
「レイヴンとラピスラズリは対照的ですね」
クォーツが促すと、ジークは更に続ける。
「彼は完全に攻めに重きがある。攻めこそが防御と言ったところかな」
昔からジークはものを語るのが好きだ。つき合いの長いクォーツは勿論それを知っている。
「ルカとダイヤは未知だな。何を起こすか分からない」
幼く気弱な少年と対照的な気の強い少女。双方を思い浮かべてジークが笑う。クォーツはそんなジークの話を聞くのが好きだった。
「あら。それならキングもそうでしょう?」
クォーツの出した名前に、ジークはうむ、と唸る。
「貴女の切り札ですか?」
他の人間もキングに対してはぎこちない反応をする。鉱石の主たちはそんなこともない人間が多いが、中でも「6月の君」とジークはあまり良い顔をしない。尤もジークに関しての話をするなら、嫌いなのではなくただ単に扱いに難しいからだった。人となりは嫌いではない。だが、立ち位置が曖昧すぎて距離が計りにくいのだとジークは言う。
「彼の場合はバランス云々を抜きにして一番強い。本人はそれを快くは思っていないようですがね」
するとクォーツは可笑しそうに笑う。
「彼は面倒が嫌いなだけですわ」
『えぇ、お嫌いですね』
あの時、キングはそう言って苦笑した。
「…尤も、そういう意味では貴女が一番お強い」
そのすべてを統べる、まだ大人になりきらない少女。されど大人と同じように、否、大人以上に大人らしい。
「…私は、忘れていませんよ」
初めて見た時、なんて美しいのだろうと思った。人形みたいだ、という同僚の呟きは実に的を射ているとジークは思ったのだ。だが、そんな少女に突きつけられたそれは、目も当てられない程の、残酷な、現実だった。
息の詰まる思いを噛み殺しながら真実を告げた時、顔色一つ変えずに彼女は穏やかに笑った。
「…そうですか、」
怯えることも取り乱すこともなく、静かに。
「では私も、やらなければならないことを始めなければなりませんね」
まるで動じた様子もなく、何もなかったかのように。
「…ローズ・クォーツ、」
不意に口をついて出た名前に、クォーツはゆっくり振り返る。ジークにとって、それは酷く永い時間だった。
「貴方は、私を見届けてくださる?」
ジークの心は定まっていた。
「…では、私に鉱石を与えてください」
それが、始まり。
ジークは懐かしげに目を細めて、再び紅茶を口にする。
「だから、私は貴女の傍にいる」
ジークの言葉に、クォーツは持ち上げたティーカップを下ろした。
「見届けていただきますわ、…最期まで」
そしてあの時と同じ様に、綺麗に笑った。
no lack
普段は大人びた顔ばかりする少女の年相応の様子に、男は溜め息を吐いた。
『no lack』
「…ふむ。物騒になってきたものだね、ここら辺りも」
ジークは煙草をくゆらせて、夕闇空を見上げる。
「実に嘆かわしいね、紫」
傍らに在る紫苑の瞳の美女にそう投げかけると、彼女は困ったように笑った。
「…さて、先を急がねば」
ジークは時計を見、歩き出す。すると、彼女は陽炎の様に揺らいで消えた。
予定の時間より遅れたジークを咎めることもなく、クォーツは穏やかな笑みで迎えた。彼女の使いで先に出迎えた青年にお礼を言い、ジークは流れる様な動作でクォーツの手に口づける。
「…相変わらずで何よりですよ、クォーツ」
「貴方も相変わらずですのね、ドクター」
二人が初めて出会ったのは、ずっと昔の話。それからクォーツの主治医として、また鉱石の主としてジークは傍にいる。
「それで、私に何か?」
「定刻を過ぎた言い訳をさせてもらえるのなら、」
クォーツは悠然と笑って、
「…伺いますわ」
と一言。部屋に歩きながら、ジークは素直に遭遇した出来事を告げる。
「途中でトランプたちに遭遇しましたよ。珍しく近くを彷徨いていたので一掃しておきましたが」
クォーツの表情が僅かに曇ったのをジークは見逃さない。
「他の主たちはどうしたのです?」
クォーツは答えなかった。逃げるように先行くその手をジークは掴んだ。
「…なんて無防備な、」
ジークはクォーツを咎めるような表情になって呟く。
「…トランプたちに加えて、JとQまで出てきています」
今の人数では全員で対応するしかない。ジークは此処へ遅れた自分に腹を立てた。それに気付きながら、クォーツはぽつりと呟く。
「貴方を含めても、まだ12には足らない」
普段は大人びた顔ばかりするクォーツの年相応の様子に、ジークは溜め息を吐いた。
「紫、この屋敷の守りを」
その言葉に呼応するように、紫苑の色が揺らいで消えた。
「―――…アメジストは忠実ですのね」
クォーツの言葉に、ジークは掴んでいた腕を放した。そして彼女の居た場所を眺め、苦笑する。
「最初は助手が見つかるまで助けてくれればいいと思っていたんですがね」
そうして軽く頭を掻いた。
「あまりに有能すぎて、紫が居なければ何もできなくなってしまいましたよ」
困ったような複雑な反応に、ようやくクォーツが笑う。
「貴方たちにはそれが丁度いいのですわ」
それぞれ性格も相性もまるで違う。ただ、ジークとアメジストには今のスタンスが合っているだけで。クォーツの言わんとすることに気づいて、ジークはほかの鉱石のことを考えた。
「…お茶にしましょう、ドクター」
クォーツの言葉に虚を突かれる。
「アメジストが守っているんですもの、案ずることはないのでしょう?」
ジークは笑って恭しく頭を垂れる。
「…勿論ですとも」
その反応にクォーツはまた笑った。
『no lack』
「…ふむ。物騒になってきたものだね、ここら辺りも」
ジークは煙草をくゆらせて、夕闇空を見上げる。
「実に嘆かわしいね、紫」
傍らに在る紫苑の瞳の美女にそう投げかけると、彼女は困ったように笑った。
「…さて、先を急がねば」
ジークは時計を見、歩き出す。すると、彼女は陽炎の様に揺らいで消えた。
予定の時間より遅れたジークを咎めることもなく、クォーツは穏やかな笑みで迎えた。彼女の使いで先に出迎えた青年にお礼を言い、ジークは流れる様な動作でクォーツの手に口づける。
「…相変わらずで何よりですよ、クォーツ」
「貴方も相変わらずですのね、ドクター」
二人が初めて出会ったのは、ずっと昔の話。それからクォーツの主治医として、また鉱石の主としてジークは傍にいる。
「それで、私に何か?」
「定刻を過ぎた言い訳をさせてもらえるのなら、」
クォーツは悠然と笑って、
「…伺いますわ」
と一言。部屋に歩きながら、ジークは素直に遭遇した出来事を告げる。
「途中でトランプたちに遭遇しましたよ。珍しく近くを彷徨いていたので一掃しておきましたが」
クォーツの表情が僅かに曇ったのをジークは見逃さない。
「他の主たちはどうしたのです?」
クォーツは答えなかった。逃げるように先行くその手をジークは掴んだ。
「…なんて無防備な、」
ジークはクォーツを咎めるような表情になって呟く。
「…トランプたちに加えて、JとQまで出てきています」
今の人数では全員で対応するしかない。ジークは此処へ遅れた自分に腹を立てた。それに気付きながら、クォーツはぽつりと呟く。
「貴方を含めても、まだ12には足らない」
普段は大人びた顔ばかりするクォーツの年相応の様子に、ジークは溜め息を吐いた。
「紫、この屋敷の守りを」
その言葉に呼応するように、紫苑の色が揺らいで消えた。
「―――…アメジストは忠実ですのね」
クォーツの言葉に、ジークは掴んでいた腕を放した。そして彼女の居た場所を眺め、苦笑する。
「最初は助手が見つかるまで助けてくれればいいと思っていたんですがね」
そうして軽く頭を掻いた。
「あまりに有能すぎて、紫が居なければ何もできなくなってしまいましたよ」
困ったような複雑な反応に、ようやくクォーツが笑う。
「貴方たちにはそれが丁度いいのですわ」
それぞれ性格も相性もまるで違う。ただ、ジークとアメジストには今のスタンスが合っているだけで。クォーツの言わんとすることに気づいて、ジークはほかの鉱石のことを考えた。
「…お茶にしましょう、ドクター」
クォーツの言葉に虚を突かれる。
「アメジストが守っているんですもの、案ずることはないのでしょう?」
ジークは笑って恭しく頭を垂れる。
「…勿論ですとも」
その反応にクォーツはまた笑った。
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プロフィール
HN:
瑞季ゆたか
年齢:
42
性別:
女性
誕生日:
1984/02/10
職業:
引きこもり人嫌いの営業AS見習い
趣味:
読書・音楽鑑賞・字書き
自己紹介:
◇2006.11.16開通◇
好きな音楽:Cocco、GRAPEVINE、スガシカオ、LUNKHEAD、アジカン、ORCA、シュノーケル、ELLEGARDEN、LINKIN PARK、いきものがかり、チャットモンチー、CORE OF SOUL、moumoon…などなど挙げたらキリがない。じん(自然の敵P)さんにドハマり中。もう中毒です。
好きな本:長野まゆみ、西尾維新、乙一、浅井ラボ、谷瑞恵、結城光流(敬称略)、NO.6、包帯クラブ、薬屋シリーズなどなど。コミック込みだと大変なことになります(笑)高尾滋さんには癒され、浅野いにおさんには創作意欲を上げてもらいつつ…あでも、緑川ゆきさんは特別!僕の青春です(笑)夏目友人帳、好評連載中!某戦国ゲームにハマり我が主と共に城攻めを細々とのんびり実行中(笑)サークル活動も嗜む程度。他ジャンルに寄り道も多く叱られながらも細々と更新しています…たぶん。
備考。寒さに激弱、和小物・蝶グッズとリサとガスパールモノ・スヌーピーモノと紅茶と飴と文房具…最近はリボンモノもこよなく愛する。一番困るのは大好物と嫌いな食べ物を聞かれること。
気まぐれ無理なくリハビリのように文章やレポを書き綴る日々…褒められて伸びるタイプです。
好きな音楽:Cocco、GRAPEVINE、スガシカオ、LUNKHEAD、アジカン、ORCA、シュノーケル、ELLEGARDEN、LINKIN PARK、いきものがかり、チャットモンチー、CORE OF SOUL、moumoon…などなど挙げたらキリがない。じん(自然の敵P)さんにドハマり中。もう中毒です。
好きな本:長野まゆみ、西尾維新、乙一、浅井ラボ、谷瑞恵、結城光流(敬称略)、NO.6、包帯クラブ、薬屋シリーズなどなど。コミック込みだと大変なことになります(笑)高尾滋さんには癒され、浅野いにおさんには創作意欲を上げてもらいつつ…あでも、緑川ゆきさんは特別!僕の青春です(笑)夏目友人帳、好評連載中!某戦国ゲームにハマり我が主と共に城攻めを細々とのんびり実行中(笑)サークル活動も嗜む程度。他ジャンルに寄り道も多く叱られながらも細々と更新しています…たぶん。
備考。寒さに激弱、和小物・蝶グッズとリサとガスパールモノ・スヌーピーモノと紅茶と飴と文房具…最近はリボンモノもこよなく愛する。一番困るのは大好物と嫌いな食べ物を聞かれること。
気まぐれ無理なくリハビリのように文章やレポを書き綴る日々…褒められて伸びるタイプです。

