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戦国BASARA4ってやつは…

武将祭で公開されたPV(?)って、いつごろ公開になるんでしょうか。
あの梵天丸時代の双竜のやりとりが聞きたいです!!
あれ聞いてから、永月さんと二人で色々とそれどころじゃなくなったので(笑)

…という割にはセリフを脳内トレスできてないのが残念。

妄想小梵(気持ち的には小政なんですけどね)+輝宗様。輝宗様は僕と永月さんの中で「堅物小十郎の堅物を和らげるために遊郭に一人放り込んだ人」みたいな勝手な設定ができています。つまり喰えない人ってことですよね^^*

※(後の)右目の侠持(きょうじ)→義侠+矜持の造語。続きは折りたたみ↓↓ 



拍手[1回]

その子供を見た時、あぁ、そういうことかと思った。

世界を知った気になって、生意気で、誰にも頼らずに生きていくだなんて到底できないことができないことだと理解すらしていない。好きなことを自由なことをしているのに満足しない。楽しくもない。それで連れ戻された先で出会った男は、何とも奇妙で奥州を統べる伊達家の当主とも思えないほど、失礼なことを承知で言うなら「凡人」だったのだ。
その男はこう問うた。
「角の尖った鋭い石がある」
石を握るように拳を作る。
「この角を削がずに丸くするならばどうする?」
最初は何を言っているのだろうと思った。
「…さて、小十郎には皆目見当もつきません」
自分は生意気な子供だった。今ならばそう思う。すると男は朗らかに笑って、あるはずのない石をこの手に握らせた。
「この座敷右手の離れの奥に小さな沢がある、そこへ行きなさい」
その鋭く尖った石を持って。何もない拳を握ったまま、言われた通りに沢を目指す。その間拳を開かなかったのは、男の言葉に付き合ったからだ。この手には尖った石などない。本来ならば、こうして沢に向かう理由もないのだ。そして、その場所で―――。
小十郎は、隻眼の子供と出会う。
「…アンタ、誰だ?」
「輝宗様に言われて沢に来ただけだ」
決して目的はお前ではないと案に含ませるように答えると、子供はすぐに興味を失ったように
(最初から興味などなかったのだろう)沢に浸した足を水から上げる。
「…ふぅん、それ、頭を冷やせってことなんじゃないのか」
すれ違いざま何の感情も滲まない声で子どもは言い去って行った。
沢の傍らにしゃがんで握った拳をゆっくりと開く。その時思ったのは何とも無駄に時間を費やしてしまったという事実だけで、だが自分にはそれ以外にすることもないかという諦めだけで。
「…俺は何をしてるんだ、」
呟いて立ち上がる視界に、沢をくるくると回りながら流れていく花弁。

『この角を削がずに丸くするならばどうする?』

ふと、男のさっきの問いが過る。

『この座敷右手の離れの奥に小さな沢がある、そこへ行きなさい。その鋭く尖った石を持って』

あぁ、なんだ。
「―――あの子供の言う通りか、」
踵を返して座敷に戻ると、男はまた朗らかな表情で待っていた。
「方法は見つかったか?小十郎」
穏やかな声はまるで漣の様だと思った。
「時間をかけて見つけていきたいと思います」
すると満足そうに男は笑って。
「ならば、その時間を幾許か私にくれないか?」
男が告げた言葉は。
「息子の剣術指南役を頼みたい」
答えはもう決まっていた。
「この小十郎にできることであるのなら」
それは自分には有り余るほどの時間があるからという諦めからではない。限られた時間しかないことを教えてくれたこの男に報いたいと思ったからだ。そしてそれが自らが変わるきっかけになればという予感。
座敷右手の離れ。母屋からもっとも遠い場所にある座敷の前で立ち止まり、廊下に膝をつく。ゆっくりと襖を開けて、垂れた頭を上げる。
「…なんだ、またアンタか」
脇息にもたれかかるその子供は、感情の動かない諦めた目で見上げる。あの時に気付かなかったことが今なら分かる。
あぁ、そういうことか。
後ろ手に襖を閉めて、その子供を見下ろす。
「梵天丸、」
この子供に頭を垂れる必要はない。むしろそうしてはいけない。
「梵天丸、俺はてめぇに剣を教えるように命令されてきた」
それでは今までこの子供に関わった連中ときっと同じだ。
「―――…あぁ、アンタが片倉か」
「その前に目上に対する言葉には気をつけろ、」
子供の瞳が僅かに揺れた。それは驚きに因るものか、怒りに因るものか。どちらでも構わないが。


「てめぇは何も知らないただの餓鬼だ」

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プロフィール

HN:
瑞季ゆたか
年齢:
33
性別:
女性
誕生日:
1984/02/10
職業:
引きこもり人嫌いの営業AS見習い
趣味:
読書・音楽鑑賞・字書き
自己紹介:
◇2006.11.16開通◇

好きな音楽:Cocco、GRAPEVINE、スガシカオ、LUNKHEAD、アジカン、ORCA、シュノーケル、ELLEGARDEN、LINKIN PARK、いきものがかり、チャットモンチー、CORE OF SOUL、moumoon…などなど挙げたらキリがない。じん(自然の敵P)さんにドハマり中。もう中毒です。
好きな本:長野まゆみ、西尾維新、乙一、浅井ラボ、谷瑞恵、結城光流(敬称略)、NO.6、包帯クラブ、薬屋シリーズなどなど。コミック込みだと大変なことになります(笑)高尾滋さんには癒され、浅野いにおさんには創作意欲を上げてもらいつつ…あでも、緑川ゆきさんは特別!僕の青春です(笑)夏目友人帳、好評連載中!某戦国ゲームにハマり我が主と共に城攻めを細々とのんびり実行中(笑)サークル活動も嗜む程度。他ジャンルに寄り道も多く叱られながらも細々と更新しています…たぶん。

備考。寒さに激弱、和小物・蝶グッズとリサとガスパールモノ・スヌーピーモノと紅茶と飴と文房具…最近はリボンモノもこよなく愛する。一番困るのは大好物と嫌いな食べ物を聞かれること。

気まぐれ無理なくリハビリのように文章やレポを書き綴る日々…褒められて伸びるタイプです。

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