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閑話休題。

今回自宅では試せない泡風呂初体験記念(笑)

ふわふわで気持ちよかったです(*´∀`*)
ローズのいい香り~
※現代版小政SS。続きは折りたたみ↓↓

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今日のお風呂当番はどちらだったか。
ふと小十郎は夕飯を作る手を止めることなく考える。

「小十郎ー、バスマンはー?」

風呂場から叫ぶ声に、買い出しで忘れたものを思い出した。火を止めて、いつもの棚を覗く。しかしそこにバスマンはない。小十郎は小さくため息をついた。
「小十郎?」
「悪い、買い忘れた」
まだ夕飯の準備は途中で手が放せない。ここは風呂当番がてら政宗に頼むべきか。そう思案している間、政宗は悪戯を思いついた子どものように笑った。
「わざわざ買いに行かなくても、いいものがある」
普段はからっきしの小十郎の勘は、こういう時ばかり当たる。
「ほら、お前はdinnerの支度だろ?」
眉間にしわを寄せた小十郎は政宗に背中を押されてキッチンへ追いやられる。一度部屋に戻った政宗は、鼻歌混じりで風呂場に入っていった。
それからしばらくして夕飯の支度もほぼ終わった小十郎は足音を忍ばせて風呂場に向かう。相変わらず政宗の鼻歌は続いていた。

「~♪」

政宗の後ろから浴槽を覗き込めば、湯船に広がる小さくて細かい泡。それはすっかり表面を覆い尽くしてさらに層を厚くしていく。
「なんだ、それ」
「ぅわぁ!け、気配消して近づいてくんなよ」
慌てる政宗をそのままに、小十郎は答えを促すように浴槽を指している。
「泡風呂だ、泡風呂」
そう政宗は軽く掬った泡を小十郎に差し出す。
「見りゃ分かる、何でこんなもん…」
「エロい、だろ?」
政宗が楽しそうに笑う。
「こんな機会でもないと、使うこともないしな」
政宗の言葉に、小十郎は額を押さえながらこんなものの存在を吹き込んだ(可能性のある)相手を口に出さずに呪った。
「な、一緒に風呂入ろうぜ。楽しそうだろ、な?」
すでに泡風呂は完成間近だ。そしてここまで舞台が整っては政宗とて容易くは引かない。小十郎は逡巡の後、潔く諦めることにした。
「…とりあえず夕飯だ、泡落としてから来い」
断じてこの泡風呂とやらに興味がわいたからではない、と先に断っておく。



「お楽しみは、dinnerの後で、な」




end.
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プロフィール

HN:
瑞季ゆたか
年齢:
33
性別:
女性
誕生日:
1984/02/10
職業:
引きこもり人嫌いの営業AS見習い
趣味:
読書・音楽鑑賞・字書き
自己紹介:
◇2006.11.16開通◇

好きな音楽:Cocco、GRAPEVINE、スガシカオ、LUNKHEAD、アジカン、ORCA、シュノーケル、ELLEGARDEN、LINKIN PARK、いきものがかり、チャットモンチー、CORE OF SOUL、moumoon…などなど挙げたらキリがない。じん(自然の敵P)さんにドハマり中。もう中毒です。
好きな本:長野まゆみ、西尾維新、乙一、浅井ラボ、谷瑞恵、結城光流(敬称略)、NO.6、包帯クラブ、薬屋シリーズなどなど。コミック込みだと大変なことになります(笑)高尾滋さんには癒され、浅野いにおさんには創作意欲を上げてもらいつつ…あでも、緑川ゆきさんは特別!僕の青春です(笑)夏目友人帳、好評連載中!某戦国ゲームにハマり我が主と共に城攻めを細々とのんびり実行中(笑)サークル活動も嗜む程度。他ジャンルに寄り道も多く叱られながらも細々と更新しています…たぶん。

備考。寒さに激弱、和小物・蝶グッズとリサとガスパールモノ・スヌーピーモノと紅茶と飴と文房具…最近はリボンモノもこよなく愛する。一番困るのは大好物と嫌いな食べ物を聞かれること。

気まぐれ無理なくリハビリのように文章やレポを書き綴る日々…褒められて伸びるタイプです。

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